植物アラカルト
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肥料編
肥料はどんな時に与えればよいのですか?
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肥料は成長期にしっかりと。
肥料は基本的には、その植物が生長している時期に与えます。生育期の長い草花は、生育後半になると次第に肥料不足になり、葉の色が淡くなってきますので、肥料切れを起こさない様に肥料を与えていきます。開花の短い草花は、原則として追肥は必要ありません。

肥料にはもともと土に混ぜ込んで使用する「元肥」と、育っていく過程で栄養分を補給する「追肥」があります。はじめのうちは元肥として暖効性の化学肥料と、追肥として速効性の液体肥料を用意しておけば十分です。一般に市販されているブレンドした用土にはああかじめ元肥が含まれています。追肥はしっかりと根づいた時期に一週間から10日に一回位の割合で行うとよいでしょう。
花つきの悪いときはどんな肥料を使えばいいですか?
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肥料を買う時は、3つの成分に注意。
植物が成長して行く上で必要な肥料の三大要素として「チッ素」「リン酸」「カリウム」があります。それぞれの代表的な役割は、チッ素は葉や茎を茂らせ株全体を大きくする役割を担います。リン酸は花や実の開花を促進する働きがり、カリウムには気候の変化や病害虫から身を守る強い株づくりを促す効果があります。花つきが悪い場合はリン酸を多く含んだ肥料を与えます。逆にチッ素の多い肥料を与えすぎると葉が茂りすぎることもありますので、時々観察をしながら調整していくことが必要です。

その他、花つきが悪いと感じる時には、水のやりすぎや日当たりが悪いなどといった要因も考えられます。肥料の与えすぎも植物をいためてしまう場合がありますので注意してください。
どんな肥料があるのか教えてください。
肥料には大きく分けて3つの種類があります。「有機質肥料」「無機質肥料」「配合肥料」です。それぞれの肥料は植物や時期によって用途が変わってきますので、うまく使い分けながら、バランスを考えて与えてください。

◇有機質肥料
油かす・鶏ふん・牛ふん・骨粉などの動植物が直接原料となったものです。三大要素の他にも、微量要素も含んでいて、ゆっくりと効果を表す遅効性のものです。臭いがあり、虫が湧きやすいのが難点ですが、元肥としてはオススメです。

◇無機質肥料
石油や鉱物を原料にして化学的に作られた肥料で化学肥料と呼ばれるものです。これら、化学肥料を2つ、3つと配分した肥料を化成肥料と呼びます。市販で一番多く売られていて、種類が豊富なので植物によって使い分けが可能です。臭いも無く虫もつかないので家庭用には最適です。粒状・粉末・液状があり、速効性です。

◇配合肥料
有機質肥料と無機質肥料をバランスよくブレンドしたもので、理想的な効果が得られます。
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